しまなみ旅行記(2020年2月下旬)

前回の記事から約1年。今回は友人としまなみ海道に行った記録を綴ります。


儂が趣味で乗っている自転車。

今旅はロードバイク仲間のT氏をお供に、自転車乗りの聖地ともいわれる広島県尾道市~愛媛県今治市間のしまなみ海道を走ってまいりました。

コース難易度には初心者~中級者向けで、2ヶ所ほど上級者向けです。



●コース紹介

リンク先はサイト『RideWithGPS』で作成したルートのページです。

新幹線を利用した遠征の為、1日目スタート地点と2日目ゴール地点が新尾道駅となっております。

宿泊は四国のサンライズ糸山。



まずは新尾道駅から南下し、最初の島『向島』を目指します。

ここで注意しないといけないのは橋に向かうのではなく、船に乗るということです。

と言いますのも、高速道路の新尾道大橋には歩道がないそうです。また一般道である尾道大橋の歩道は自転車を押して歩くのも難しいほど狭く、交通量の多い車道を走らなければいけないようです。

ですので、一般的には渡船が利用されております。

短い距離ですが、乗り場が3ヶ所あります(それぞれ別会社)。

今回は立寄りスポットの関係上行き帰り別の渡船を利用しました。

ちなみにこれら渡船には自転車をそのまま載せることができます。時には車を乗せていることも…。

行きの渡船乗り場は、1番東に位置する『尾道渡船』さんです。

料金は自転車を含めて計110円で、乗船中に集金に来られます。

約10分で往復しており、料金も安く、通勤者・通学者が多く乗っているのを見て地元民の足なんだなと感じました。

そんなことを思いつつ、300mほど自転車を走らせ最初に立ち寄ったのは『住田製パン』さん。

ここでは朝食として『ネジパン』『カレーパン』『こしあんぱん』を購入。

そしてここからさらに300mほど南下し次に立ち寄ったお店『後藤飲料水工業所』さん。

こちらでサイダーを購入し、先程のパンを食べました。補給大事!!

サイダー等の瓶は要返却ですのでご注意を。

ではここから本格的なサイクリングの開始です。

まずは西へ向かって走り海岸線に出ます。その後は景色を楽しみながら2番目の島『因島』を目指します。

因島大橋は今旅中の橋ので唯一の構造をしており、なんと歩道・自転車道が車道の下を走っております。儂の日常生活ではお目にかかれず、少し興奮してしまいました。

因島に入ってすぐ、次に立ち寄ったお店は『はっさく屋』さん。

こちらははっさく大福で有名なお店です。写真撮り忘れた…。


続いて向かったのは同じ島にある『大山神社』さん。

こちらは自転車神社としても有名で、自転車用のハンドルに着けるお守りやステッカー等の販売、自転車のお祓い等も行っているそうです。

愛車と共に自転車神社にお参りし、記念にハンドル用のお守りを購入。


次なる行き先は『生口島』。

この島で立ち寄ったのは『ドルチェ瀬戸田店』さん。

この寒い時期にアイス⁉と思うかもしれませんが、甘味大好きな儂にとっては是非食べておきたいところ。

選んだ味は『抹茶』『さくら』『ヘーゼルナッツ』の3種類。

そしてデザートの後には、ジェラート屋さんなのになぜかで販売されている『揚子江の豚まん』なるものを注文。あつあつうまうまでたっぷりの肉汁で冷え切った体が温まります。


次の島は『大三島』なのですが、1日目は華麗にスルーしてその次の『伯方島』に向かいます。

伯方島ではちょっと遅めのランチに行きます。お店は島の東側にある『さんわ』さん。

ここでは伯方の塩を使った塩ラーメンが食べられます。

今回注文したのは媛っこ餃子がトッピングされた『媛っこラーメン』。

きれいなスープであっさりした味わいが疲れた体にすっと入っておいしい!

食べ終わったら最後の島『大島』へ。

ここでは今旅最難関の『亀老山展望公園』が待ち受けます。

距離は約3kmと短めですが標高約300mあり、傾斜は平均10%ほど。

山頂までずっと上りですので、初心者ではつらいと思います。

でも登り切れば結構な達成感が得られます。

上り終えたあとは、宿である『サンライズ糸山』さんへ向かいます。

1日目最後の来島海峡大橋は全長約4kmもあり、天候が良ければ最高なのですが、この時はそこそこの北風(横風)で正直景色を楽しむ余裕は皆無…。

さっさと渡り終え、ゴール。ちゃっちゃとチェックインを済ませてお部屋へGo!!

案内されたお部屋は3人部屋で想像よりも広く感じました。(1部屋2人で予約)

他の利用客が少ないおかげかエレベータを降りて直ぐの部屋を用意して下さった感じだと思います。

値段が安い割に受付の対応がホテルのようで、注意点の説明等もしっかりしておられました。

部屋内用スタンドも受付に申し出れば貸し出してもらえます。

写真: (上)部屋からの景色、(下)部屋内


夕食は同じ館内にある『風のレストラン』でとることに。

こちらは宿泊施設とは別経営の為、宿の浴衣やスリッパでの入店は禁止。

仕方がありませんので、お風呂の前に食べました。

注文したのは『今治せんざんき(唐揚げ)』『風のレストランビーフシチュー』。値段はちょっとお高めかな…。

食後は入浴。お風呂は共同ですが、タイミングよく貸し切り状態。ボディーソープとシャンプーの泡立ちが良くなかったのが儂の中ではちょっとマイナス点かな。


さて一夜明けまして、風は穏やかながら今日も冷え込む一日となりそうです。

今日の最初の目的地は大島・伯方島をスルーしていきなり大三島です。昨日走った道とは違うルートで向かいます。大島の途中、中心部のコンビニで軽く朝食を取り走ります。

今日のルートプランの道中は、2ヶ所ほど難所が待ち受けます。

1つ目は大島北西に位置する峠です。初心者の方、クライムに自信のない方は、大島中心部にあるよしうみバラ公園手前辺りから東へ逸れて国道317号線に合流し、そのまま基本のしまなみ海道サイクリングコース走るのがおすすめです。大島の南半分は、亀老山麓を通るよりも西側外周コースにしてしまった方が、少し距離が伸びる代わりに上りが減り、海岸線の景色が楽しめます。

2つ目は大三島南海岸線のアップダウンです。こちらも初心者にはおすすめしません。

そんなコースを経て目指すのはおいしい海鮮丼がいただける『大漁』さんです。

このお店をおすすめするのは、なんといってもコストパフォーマンスが高いところです。

到着は10時半過ぎと開店まで約1時間ありましたので、お店の入り口のある待機客のリストに記名し、辺りの散策に出ることに。お店のサイクルスタンドは、裏の路地を入ったところに設置されてました。

まずはちょこっと腹ごしらえと、向かいのお店『村上井盛堂』さんで神島まんじゅうをいただきます!

続いても向かいある『大山祇神社』へ。ここには樹齢2000年を超えると言われる大きな楠があり、息を止めてこの木の周りを3周することが出来れば願いが叶うと伝えられているそうです。ビンディングシューズでは…無理ですね。

そうこうしている間に開店時間が近付き、お店に向かうと丁度良く呼ばれ無事入店。

今回は贅沢に『しまなみ丼』『ネギトロ丼』の2杯とみそ汁1杯を注文。

ネギトロ丼は予想以上にマグロが多く、感覚的にはご飯2.5に対して1位の割合でした。

これだけ食べてお値段1500円以下ですから最高です!!

お腹も膨れ、午後はゆっくりポタリングで昨日来た道帰ります。

途中寄ったのは道の駅『多々羅しまなみ公園』。こちらにはサイクリストの聖地記念碑や自転車スタンドになる面白いオブジェがあります。

興味ある方は寄ってみると良いですよ!

ここからはほぼノンストップで尾道に向かいます。

特にトラブルも起こらず、無事向島の渡船乗り場に到着。帰路は『向島運航』さんを利用します。

本州の上陸場所は、在来線尾道駅南側です。ここから最後の目的地へ向かいます。

駅の西側を抜け、細い道を北上します。しばらく道なりに行くと国道184号線に出ますので、そしたら目的のお店は目前です。

お邪魔したのは尾道ラーメン『東珍康』さん。見た目の割にあっさり食べられ、おいしくいただくことができました。

早めの夕食を終え、お店から約500m北上して旅の始まりにして終わりである新尾道駅に到着!!

輪行袋に詰めて無事帰宅することができましたとさ。



●まとめ
感想としては、気温が10℃前後だったの冬用ジャケットを忘れる大失敗!
おまけに1日目は風邪が強く、半分は苦行でした
。次回からは風速も考慮しなければと改めて思いました。
今回は往復コースということで、駅のコインロッカーを利用することでライド時の荷物を大幅に減らすことができました。

旅費(飲食含む) 約25,000円
走行距離(2日間) 約200km


●お願い的な…
今回のライド中、地元の自転車乗りの方とお話しする機会がありました。
お話の中ででてきたことですが、広島県側の島々の方にとって我々自転車乗りに対して良い印象を持っている方は少ないとのことです。
といいますのも、広島県側の島々は生活圏の道路がサイクリングロードに設定されているところが多く、少なからずマナー違反者がいる為に沢山の方々が迷惑に感じているそうです。
しまなみ海道に限らず、これからも様々な場所でより良いサイクリング環境が増えていくことを願っております。

【 きりラボ 】

ふたりのチンパジーによる のびのびエンジョイ日記!

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